小説「虐殺器官」進捗37% 感想諸々(ネタバレ含む)
主人公のターゲットのジョン・ポールの恋人?的存在のルティア・シュクロウプと接触。
チェコ語を習うということで、定期的にルティアの家に通う主人公。会話の中にカフカやらJ・G・バラードやら出てくるの、シャレオツなかんじ。
副現実(オルタナ)。このルビかっこいい。
代替現実(オルタナティブ・リアリティ)。このルビかっこいい。
チェコ語教室に通うある日、尾行されてることに気づく主人公。若者グループ。人気のないところに入ったところで男を一人返り討ち。どんなに暴力をふるい「お前は誰だ」と聞いても「誰でもない」とその男は返す。事実網膜やら指紋やらで生体情報調べてもチグハグなデータしか出てこないみたい。
小説「虐殺器官」進捗45% 読書メモ(ネタバレ含む)
ラスボス的存在のジョン・ポールには妻子がいたらしい。妻子がいながら、ルティアと付き合っていたそうな。
ジョン・ポール曰く、「虐殺」には匂いがあるとかなんとか。
ルティアに連れられて街なかのクラブに入る。
チェコのビールは世界一美味しいビール。バドワイザーという名前ははチェコのブドブァイゼル来ているらしい。
クラブのオーナールーシャスと会話を交わす。
自由は通貨、戦争は啓蒙。
小説「虐殺器官」進捗51% 読書メモ(ネタバレ含む)
ラスボス的存在のジョン・ポールとその愛人のルティアが甘いアバンチュールを過ごしてる最中、ジョン・ポールの妻子がサラエボで亡くなったらしい。それを知ったジョン・ポールをサラエボへ行き、以降行方不明になる。
そのことを主人公に伝えるルティア。
「音が耳に付け加えた色」って表現好き
過去編。主人公が母親の延命処置を止めるシーン。
医者が言った『いったいどれだけの脳の部位、どれだけの人格や意識を構成する機能モジュールが残存していれば、「わたし」と呼ぶに充分なのでしょうか。』ってセリフが印象的。
小説「虐殺器官」進捗55% 読書メモ(ネタバレ含む)
主人公がルティアを家に送り届ける途中、監視・尾行に気づく。これは戦闘シーンくるか。
前方にいた男が持っている銃を男の指をへし折りつつ奪い取り、後方の男へ発射。が、銃がID認証されている正規のものらしく発射出来なんだ。このムーブはちょっと映像で見たい。
唐突に主人公を襲う衝撃。炎と電撃。攻撃を食らったっぽい。あまりの衝撃に石畳が寄り添ってくる。そしてここでラスボス的存在のジョン・ポール出現。これは拷問フラグ来ますわ。
主人公が起きると、怪我は治療され、拘束された状態でジョン・ポールと相対する。つらつらとジョン・ポールのよもやま話を聞く主人公。
「虐殺には文法がある」
どういうことやねん。
『白紙の石版(ブランク・スレート)』
このルビかっこいい。
小説「虐殺器官」進捗59% 読書メモ(ネタバレ含む)
主人公とラスボス的存在ジョン・ポールの会話シーン。
「人間の脳に宿る虐殺の調べ」
虐殺器官というタイトル回収きた。
「音楽は心を強姦する。」
このジョン・ポールって男、なかなかの名言メーカー。
ジョンポールと主人公の会話が終わり、襲撃者にバーカウンターまで連れられる。そこにいたのはバーのオーナールーシャスとヒロイン的存在ルティア。
ルーシャスが言うには、SF的IDバリバリの世界でIDを偽造して生きてるらしい。指紋なり網膜なりを「行方不明者」のものにして世界から存在をくらます。
過激(ラディカル)な社会思想(イデオロギー)。
物歴(メタヒステリー)。このルビ好き
今更だけどこのルーシャスという男、ジョン・ポールの仲間らしい。
主人公が戦闘中謎の痛みと衝撃に襲われたのは、バーで飲んだ飲み物の中にペインデバイスが盛られていたかららしい。スイッチを入れて主人公に拷問プレイ。
ここでルティアに、主人公がスパイだということがバラされてしまう。流石にしゃーないね。
小説「虐殺器官」進捗63% 読書メモ(ネタバレ含む)
主人公が敵側に拘束され、あわや殺されるところのシーン。
一匹の蛾が主人公の中指に停まる。ルーシャスがそれに気づいた瞬間、爆発が起きる。蛾が爆発したのか?そうして主人公の仲間たちがなんやかんや助けにきてくれる。ラスボス的存在とはまた後から戦うことになりそうだ。
第四部。
場面変わって、偵察衛星の紛争地帯の映像を見る主人公チーム。
CEEP。幼年兵遭遇交戦可能性(ChildEnemyEncountPossibility)。子供を銃でズタズタに撃つのは嫌すぎるなぁ。
「ビリティは詐欺師の言葉。ビリティは道化師の言葉」。可能性といいつつ、ほぼほぼ起きるんだよなこういうのは。スパロボのも命中率95%は外れるけど。
ヒンドゥー・インディアという集団がこの紛争地帯で暴れているらしい。今回は作戦はこの紛争地帯で、更にラスボスのジョン・ポールもここにいるらしい。作戦の目的は、ジョン・ポールを捕縛すること。
小説「虐殺器官」進捗66% 読書メモ(ネタバレ含む)
主人公のカウセリングのシーン。
「この殺意は本当に自分のものなのだろうか」
殺しをするという話なので、暗殺部隊中核の人は神経マスカーやら前頭葉局所マスキングと、対話カウセリングを行うらしい。SFの世界で対話カウセリングってアナログっぽく思えるけど大事なんだなそういうの。
痛覚マスキング。痛みを感じなくさせるけど、痛みを知覚させる麻酔みたいなやつ。そんなことが出来るのは、脳みそはモジュールの連合だからとかなんとか
場面変わって、夏の病院のシーン。主人公が母親の死選んだ場面。
人間の脳みそのモジュールは572に分かれるらしい。どれだけのモジュールが生きていれば「わたし」なのか、どれだけのモジュールが連合していれば「意識」なのか。母親の意識はあるともないとも言えない状況。
場面戻って、カウセリングのシーン。このカウセリングは「予防接種」のようなものらしい。
存在理由(レゾン・デートル)
感情調整、感覚マスキング、薬物投与を行われ、主人公はインドに向かう。
小説「虐殺器官」進捗70% 読書メモ(ネタバレ含む)
場面はインド。むせかえるような様々な生と死のにおいの中、ムンバイの基地の中で待つ主人公たち。
民間軍事企業のユージーン&クルップス(Eの字)とか国連とかNGOの連合とかムンバイに本拠地を置いてるらしい。
Eの字はそこらじゅうにいて、みんな装備はまちまち。時代遅れのコルト・リボルバーを腰に差した銀髪の老兵が印象的。敵になるか味方になるか。
主人公たちがインドの鉄道を見に行くと、生活空間に一切の減速もせず走り抜く。すぐ近くを当然顔で横切っていく老人やら、子供やら、妊婦やら。
列車を血管、人間をコレステロールと喩えるのは面白い。
小説「虐殺器官」進捗80% 読書メモ(ネタバレ含む)
・感情を抑制する薬を使い戦場の子供たちを倒しつつ、ラスボス的存在ジョン・ポールの捕縛に成功。
・ジョン・ポールを列車で輸送中、虐殺について語り合う。捕縛されてるのにやたら余裕でベラベラ喋ってるのが気になる。
・話の最中、 仲間から連絡がくる。列車の後ろのほうから中国製のヘリコプターが付いてきてるみたい……?
お気に入りワード:
光の柱(ジェイコブス・ラダー)
小説「虐殺器官」進捗85% 読書メモ(ネタバレ含む)
ラスボス的 ジョンポールを輸送中、敵の襲撃を食らう。 敵側も何故か 痛覚マスキングをしていたせいでお互いミンチになるまで銃撃戦。 仲間のリーランドと合流するも腕がなくなっている下半身がなくなっている。SF的スーツのおかげでグチョグチョになるまで生きながらえているらしい。
結局、 敵からの襲撃の結果ジョンポールは奪い取られる。圧倒的敗北。
メモ
物歴(メタヒステリー)
賢い消費者(スマート・コンシューマ)
↓
先進消費者(アルファコンシューマ)
三時間レンダリングするだけで、30歳なら400ページほどの伝記ができる
社会網有向グラフ解析(SNDGA)
小説「虐殺器官」進捗85% 読書メモ(ネタバレ含む)
ボスのジョン・ポールとヒロインのルティアがいるところ(ヴィクトリア湖沿岸産業者連盟)へ潜入する場面。回想シーンで大佐からブリーフィングを受ける。どうやら主人公たちや金持ちが使う人工筋肉は、ヴィクトリア湖に住むイルカや鯨の筋肉が使われているらしい。
ジョン・ポールはヴィクトリア湖にあるヴィクトリア湖沿岸産業者連盟という独立国家にいるようだ。追跡犬(トレースドッグ)がめっちゃ頑張ったとかなんとか。
回想シーンが終わり、主人公は無事ヴィクトリア湖に着水する。もう少しで話も終わりそうだし、ジョン・ポールをいい感じに捕まえてくれるでしょう。
ワード
ヴィクトリア湖沿岸産業者連盟
ダーウィンの箱庭
優先権(オーヴァライド)
帰投(RTB)
働く人たち、または将来働く予定の人たちが集まったらいいなと思います。働きたくないでござる(´・ω・`)